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2016.8.20
4歳の触育 MISP教室

MISP教室。午前クラス。
4歳になったお子様とお母さまのプライベートレッスン、2回目。

おうちでの復習の様子をうかがいました。
3つのストロークのうち好きなマッサージ、苦手なマッサージがあったようです。
くすぐっているつもりはなくても、くすぐったいみたいで。。
お母さまの思い描いていたマッサージが???に思う出来事はよくあります。

この(MISP)プログラムは、4~12歳が対象です。
4歳未満では、このプログラムに反応するほど子供たちがまだ成長発達していません。じっと座ってマッサージも難しいです。
発達段階を考慮し、別のアプローチがよいでしょう。

4~6歳と7~12歳では、それぞれの児童発達に合わせていきます
4歳になったばかりのおこさま。
ママが心地よくかんじるようにマッサージしたつもりでもNOになることもあります。
子供のタッチに対する敏感性を知ることも大事なことです。
ゆっくりとタッチが受け入れられるように観察していきます。

「マッサージしていいですか?」のあとは、背中から始まります。
スティルタッチでママのあったかい手のひらをじわ~と伝えてあげます。
手を動かさず、手を休めて。それからゆっくりしっかりした動きへ。
触受容体が離れている背中。まずは背中からがいいですね。

MISPの子供にとってのマッサージ効果
MISPは子供の気持ちを尊重します。
「マッサージしてもいいですか?」と許可を求めます
マッサージの強さやはやさなどコミュニケーション。
子供にとっては、タッチに対してYES・NOをはっきり言える機会です。
「マッサージさせてくれてありがとう」とアイコンタクト、しっかり抱きしめて愛情いっぱい注ぎます。一個人として認識される感覚です。

4歳になったばかりで、プログラムがスムーズに進まないことが多いですが、こどもはしっかりマッサージを覚えています。親よりもはやいですよ。
気に入ったマッサージをうれしそうに選んで教えてくれます。感心です。

2回目のお教室は、初回の緊張もほどけて、テンションMAX!おしゃべりパワーアップ! うれしすぎて、楽しすぎて♪ YES・NOもはっきり。
ママもタジタジになるくらいの動きや反応です。
「マッサージしてもいいですか?」からつまずきました(^^;)
マッサージしてほしいけど、ネコとパン屋さんはNOのよう。
「ネコとパン屋さんがないマッサージしてもいいですか?」と聞き直すと「いいですよ」とやっとYESです。よかった(^^)
とんぼのめがね♪ 上手にできました。
アイスのマッサージ以降、スティルタッチを大切にゆっくりしっかりの動きを意識。ママも「このマッサージ好きかな?」とお話しながら。
途中、飽きてきた?おもちゃの方へ。
ママが「ハートのマッサージやろう。ハート好きだね。」と言うと、ママのお膝の上に戻ってきてくれました。
興味はあるけれど、どんなの?という雰囲気。
そこでママと一緒に見てもらいました。←これも大事!
くまのぬいぐるみの背中にハートを描きながらマッサージを実際にみてもらい、「やってみる?」と聞くと「うん」とうなずき、椅子よりもママに近い床に座って実践。
3つのハートの表現をママと相談。
「ちいさい○○ちゃん、中くらいのママ、大きいパパ」とマッサージ。
自然と笑顔に(^^)
最後は「マッサージさせてくれてありがとう」でぎゅータイム。

この後は、おもちゃで遊んで、はしゃいで♪

この時期の年齢は、ほとんど絶えず動いています。身体を使って、感情的概念も学んでいきます。物事の善し悪しを評価する能力を完全に発達させていません。見聞きすることにフィルターをかけずに模倣します。まねて学びます
マッサージがNOのときはマッサージしません。静かに見ていてもらいます。マッサージの様子を見ることで、オキシトシン(愛情ホルモン)は出てきます。
想像力がもっとも純粋な段階にあり、遊びながら現実に変えていきます。
この時期の遊びは真剣です。遊びは子供の仕事です。

タッチがないと人間は生き延びることが出来ないと述べられています。
子供たちが身体的、感情的、精神的に成長できるようにするには、運動とタッチはどちらも必要です。タッチを通した知覚はマッサージで強められます。タッチの感覚を発達させてあげましょう。
自分自身を、大好きなパパとママ、家族、お友達、これから出会う社会の人たち、動物、物を大切にできるように。
愛着行動の発達・心の安全基地形成から、心の安全基地完成に移行する時期です。母親がそばにいなくても精神的関係が維持できるように。

MISP教室は、1回から受講できます。お友達とグループレッスンもできます。子供と共に学ぶ「触育」がぎゅっと詰まったMISPを育児のツールに、子供と向き合い、触れ合う時間を作りましょう。

 

 

 

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